家を買うならまずは不安を取り除こう
最後に家を買うときに、決断の時に一番迷ったり不安になるのが「お金」です。
「本当にこの予算で大丈夫なのか」
「30年もずっと払い続けていけるのだろうか」
「そもそも自分に家が買えるのだろうか」
そんな不安や迷いがあると、いざ気に入った物件が出てきたときに、二の足を踏んでしまうかもしれません。
だからといって楽天的にプラス思考で進めばいいというものではありません。
いくらいい家が変えたところで、お金の部分で失敗してしまえば、暮らしを豊かにするというそもそもの目的は達成できません。
お金での失敗ほど辛いものはないですよ。
そうならないために、事前に行っておきたいのが、ファイナンシャルプランナー(通称FPと言われる資格者)が提供するライフプランニングをしてもらうことです。
これは冒頭にもお伝えした三大支出のうち、「教育支出」と「老後支出」を算出して、そこから「住宅支出」を逆算していきます。
つまり、長期にわたって収入と支出を計算して、無理なく支払っていける住宅支出から、予算を割り出していきます。
アメリカでは、知り合いにいると嬉しい三大資格と呼ばれるものがあり、その内訳は、医者・弁護士・FP(ファイナンシャルプランナー)と言われています。
日本ではあまりお金の教育がされていないため、ファイナンシャルプランナーという名前は知っていても、どんなサービスを提供しているのか全く知らない人の方が多いですが、実はお金の面で失敗しないための一番の方法なのです。
そもそも、あなたにとって豊かな暮らしを実現するために、無理なく支払っていける予算が分かっていない状態で物件を探しても、リスクがあまりにも高すぎます。
まずはご自身やご家族にとって豊かな暮らしは何なのかを一緒に考えながら予算を設定していくことが、家を買ったらいいのか迷った時に、背中を押してくれる一番の方法なのではないでしょうか。
もしあなたが、家を買うことに迷いを感じているのであれば、これらのことをしっかり理解されたうえで、適切な判断を下していくようにしましょう。